発祥
Pythonを作ったのは、オランダ人のプログラマ、Guido van Rossum氏です。 名前の由来はイギリス人のコメディグループ「モンティ・パイソン」から取って名付けられました。 Pythonは万人のためのコンピュータプログラミングを目指して作られています。 そのための具体的な目標として、次のようなことが挙げられています。
・簡単で、直感的な言語である
・簡単でありながら主要なプログラミング言語と同程度のことができる。
・ソースが公開されていてオープンソースである。
・日常的タスク優れていて、学習時間が短い。
Pythonでできること
・たくさんのデータを取り扱える、科学計算ができる
計算速度が非常に速いため、データ分析、科学計算の取り扱いに使われることが多い。
機械学習で使われるプログラミング言語として高い人気があることも挙げられる。
・文法が簡単で。すぐに習得できる
その簡単さからプログラミング教育用の言語としても使われています。
・Webで実行されるソフトを作れる
Django や Flask といったWebアプリケーションフレームワークが充実しているため、
Webアプリケーション開発用途にも多く使われています。
バージョン
Pythonのバージョンは現在「2系」と「3系」の2つが公開されています。
近年は3系が主流となっています。
最近「2系」から「3系」への移り変わりを身近に感じたのは、
AWSへ接続するClientパッケージが「3系」推奨になったことでしょうか。
・2系
2000年に2.0がリリースされ、
最新版は2018年5月1日にリリースされた「2.7.15」となります。
・3系
2008年に3.0がリリースされ
最新版は2020年2月24日にリリースされた「3.8.2」となります。
「3.5」~「3.7」は現在もアップデートが行われています。
・2系が使われている理由
Pythonは「モジュール」と呼ばれる機能を使って機能拡張できますが、
バージョン2系と3系とで動作が異なるため、2系用のモジュールは3系では動きません。
また、モジュールのなかには未だに3系に対応しないものもいくつかあるため、
バージョン3系に対応しないモジュールをどうしても使いたい場合は2系でプログラミングするしかありません。
動作環境
身近にPythonがインストールされている環境はUnix系のOSがイメージしやすいと思います。
RedHat系などではインストールメディアにPython2系が入っていますよね。
現在は以下環境で動作ができるパッケージが公開されています。
・Windows
・Linux/UNIX
・MAC OS
・iOS
・その他ベンダーリリースのOS※