第2回では、Raspberry Piを始める(使う)ためは何を準備したらいいのか?を書いていきます。
Raspberry Piはどこで買える?
Raspberry Piは家電量販店でも購入可能ですが、一部の家電量販店でしか扱っておらず、どこでも購入できるわけではありません。以下のオンラインショップではRaspberry Piを販売しているため、もしかしたらオンラインショップでの購入が一番確実かもしれません。
日本でのRaspberry Pi3 Model B+の価格はおおよそ5000円前後です。(アメリカだと35米ドルくらい)
第1回 Raspberry Pi(ラズベリー・パイ)とは?でも書いたようにRaspberry Piにはさまざまなモデルがあります。例えば「Raspberry Pi Model A」や「Raspberry Pi Zero」はサイズが小さく、スペースのない場所での利用に役立ちますが、ネットワーク機能がありません。各モデルの特徴を理解して購入することが重要ですが、初めての人がそのモデルが自分には最適か?を判断するのは難しいと思います。(実際私も購入時に悩みました。)どのモデルを購入すべきかわからない!!という場合には、ネットワークインターフェースや無線RANアダプタを搭載している「Raspberry Pi Model B+」を選択するのが無難です。
必要な周辺機器は?
Raspberry Pi本体の準備ができたら次は周辺機器の準備です。Raspberry Pi本体だけでは操作ができないため、必要な機器を準備します。今回は必要最低限度(Raspberry Piを起動するのに必要な程度)の機器を紹介します。
↑画像は私がRaspberry Piを始める時に購入した物(またはもともと持っていた物)です。(ディスプレイにはテレビを使用しています。)
必要な機器をリストアップすると…
- microUSBケーブル(Micro-B、Microサイズで差し込み口が台形になっているもの、Androidのスマホの充電に使われているもの)
- キーボード
- HDMIケーブル
- マウス
- microSDカード(16Gバイト程度)
- ディスプレイまたはテレビ(HDMI端子搭載)
- LANケーブル(Raspberry Pi Model B/B+,Zero Wには無線LANアダプタも搭載されているため、LANケーブルがなくてもネットワークに接続可能です。)
パソコンを使う人であれば持っているものも多いのではないでしょうか。 Raspberry Pi本体、周辺機器の準備が整ったら、さっそくつないでみましょう!
Raspberry Piの電源はmicroUSB端子から供給されます。なので、microUSBケーブルをつないでみると…
「PWR」の部分が赤く光りました!どうやら電源が供給されたようです!
しかし何かが起動するでもなくディスプレイは真っ黒のまま…
実は、コンピュータを使うためにはOS(Operating System)が必要なように、Raspberry Piを使うためにはOSが必要ですが、Raspberry Pi本体にはOSが搭載されていません。そのため、電源を入れても何も動かなかったわけです。
Raspberry PiのOSは公式ページで提供されており、それをMicroSDカードに書き込み、書き込んだMicroSDカードをRaspberry Piに差し込むことで初めて利用可能となります。
ということで、次回はRaspberry PiにOSを書き込むところを書いていきます!
参考文献
これ1冊でできる!ラズベリー・パイ超入門」(株式会社ソーテック社)